「新築なのに、わざわざ診てもらう意味があるのか」と聞かれることがあります。先日同行した内覧会では、引き渡し前に12か所の指摘が出ました。すべて、引き渡しまでに直りました。新築こそ、第三者の目を入れる価値があると思っています。 ※ 物件・施主さまが特定されないよう、内容は一部ぼかして紹介します。
内覧会は「最後にもう一度だけ言える」場
内覧会は、お客さまが完成した家を確認する場です。ここで気づいたことは、引き渡し前なら売主の責任で直せます。引き渡しの判子を押したあとは、同じ指摘でも「直してもらう」交渉から始まることになります。同じことを言うのでも、立場がまったく変わります。
出てきた12のうち、代表的なもの
- 建具の戸が、最後の数センチで枠にこすれる(3か所) - 床のきしみ(歩くと鳴る場所が2か所) - コーキングの打ち忘れ(窓まわりに1か所) - 換気扇のダクトが、屋根裏で正しくつながっていない - クロスの継ぎ目の浮き(目立つ場所に2か所) - 火災報知器の取り付け位置が、図面とずれている - 外構の水勾配が逆で、雨水が建物側へ流れる向きになっていた
どれも「ぱっと見では分からないが、住み始めると地味に効いてくる」ものばかりです。とくに最後の水勾配は、放っておくと数年後に基礎まわりの湿気につながります。
新築でも、人が作る以上はゼロにならない
施工会社を責めたいわけではありません。家は何百もの工程を、何人もの職人が手で作ります。人が作る以上、抜けはゼロにはなりません。だからこそ、第三者がもう一度数える意味があります。
家見の内覧会同行は、その場で口頭でもお伝えし、後日あらためて写真つきの報告書をお渡しします。指摘を売主にどう伝えればよいかも、いっしょに整理します。

