05 ── ワイン
この棚は、もう始まっています。
店はまだ無いけれど、この地下だけは構想ではありません。飲んだすべてのワインの 記録を、ずっとつけ続けています。
イタリアを中心に
瓶は横に寝かせて、静かなところで休ませる。イタリアワインを中心に、作り手と土地の 話ごと注げる棚にしていきたいと思っています。同じ一杯でも、その話を知って飲むのと 知らずに飲むのとでは、まるで別の飲み物になります。
グラスの中の、束の間の指輪
赤ワインのグラスに光を当てて、そっとテーブルの上を滑らせると、ルビー色の光の輪が ついてきます。バレリーナが踊っているようにも、束の間の指輪のようにも見える。 この一瞬のための照明を、深夜の一杯のためだけの部屋に作りたいと思っています。
テイスティングノートの一節
外観に、縁のルビーの輪。香りに、熟した果実と土の気配。味わいに、長い余韻—— また会いたくなる。1本ずつ、こうして言葉にしています。いつかこのノートが、 そのままワインリストになります。
模型のセラーを覗く →