夜の路地に建つ、ワインと魚の店の構想模型。部屋の名前から、好きな場所へどうぞ。
白いクロスの夜。
いちばん静かで、いちばん時間の長い店の案。白いクロスに魚のコース、 皿とグラスが交互に主役になる夜。コースは急ぎません。 記念日の席は、話し声がいちばん綺麗に聞こえる場所に。
構想のお品書き(抜粋)
樽を囲む夜。
いちばん賑やかで、いちばん敷居の低い案。立ち飲みの距離の近さは、 それだけでごちそう。樽をテーブルに、小皿とグラス1杯から。 隣の知らない人と、いつのまにか乾杯している夜。
小皿の帖(抜粋)
深夜の一杯。
いちばん暗く、いちばん静かな案。ランプ1灯と、グラスが数脚。 赤ワインに光を当ててそっと滑らせると、ルビー色の輪がテーブルの上で踊ります。 バレリーナのような、束の間の指輪のような、その一瞬のための部屋。
深夜の帖(抜粋)
火と、氷。
テーマは魚とピザ。薪窯の火と、氷の上の魚——2つの温度が同居する厨房。 ピザは焼き上がりの数十秒が主役、窯の前の席からその瞬間が見えるように。 魚は一尾のまま火を入れて、トマトとオリーブとスープごと一皿に。
窯の帖(抜粋)
この棚は、もう始まっています。
店はまだ無いけれど、この地下だけは構想ではありません。 飲んだすべてのワインの記録を、ずっとつけ続けています。 瓶は横に寝かせて静かに休ませ、イタリアを中心に、作り手と土地の話ごと注げる棚に。 いつかこのノートが、そのままワインリストになります。
テイスティングノートの一節
今夜は、どの店に来たい?
3つの部屋を見てもらいました。答えで模型の灯りが変わります。 この一票が、店の形を決めていく大事な材料になります。