お正月に、一通の便りをいただきました。数年前に家族写真を撮ったご家族からです。
「年末に親戚が集まったとき、あのときのアルバムをみんなでひらきました。子どもが自分の七五三の写真を指さして、この日のこと覚えてる、と言い出して、そこから夜中まで思い出話になりました」
写真は 二度はたらく
写真は、撮った日に一度はたらいて、それで終わりではありません。何年かあとの夜、家族をもう一度同じ場所へ集めるために、二度目のはたらきをします。
ばらばらに暮らすようになった家族でも、一冊のアルバムの前では、あの日と同じ順番に肩を寄せます。写真は、時間の集合場所です。
残したいのは、思い出だけではありません。次にまた集まる理由も、いっしょに残しています。
今年も、そんな一枚をあずかっていきます。