築20年を過ぎた屋根のご相談で、いちばん多い質問です。「カバー工法なら安く済むと聞いたが、うちもそれでいいのか」。答えを先に書くと、決め手は屋根材ではなく、下地の状態です。
ふたつの工法のちがい
カバー工法は、いまの屋根の上に新しい防水シートと軽い金属屋根を重ねる工法です。解体がないぶん工期が短く、費用も抑えられます(当店で6,600円〜/㎡)。
葺き替えは、いまの屋根材をぜんぶ剥がして、下地の野地板から作り直す工法です。費用も工期もかかりますが、屋根を支える骨格ごと新しくなります。
分かれ目は「野地板が水を吸っているか」
カバー工法は「下地がまだ健康なこと」が前提の工法です。長年の雨漏りで野地板が水を吸って柔らかくなっている屋根に重ねると、新しい屋根の重さと釘が、傷んだ下地に乗ることになります。数年は持ちますが、長持ちはしません。
だからうちは、カバー工法のご依頼でも、先に屋根に登って下地を確認します。歩いたときの沈み、釘の効き、小屋裏から見た雨じみ。ここで葺き替えをおすすめすることもあれば、「カバーで十分です」とお伝えすることもあります。
見分けの目安(ご自身でできる範囲)
- 2階の天井や押し入れの天袋に、しみが出たことがある → 下地が吸っている可能性あり - 屋根の上を歩いたとき、ふわっと沈む場所がある → 登らないでください。点検をご依頼を - 雨の日に小屋裏で水音がする → 散水調査をおすすめします
下地の状態は、登って踏んでみないと最終判断ができません。点検は無料で、写真つきの報告をお渡しします。「うちはどっちか」を知りたい方は お問い合わせ からどうぞ。


