イトナミ設計室

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ITONAMI / 住宅設計

間取りから、 考えません。

朝どこで目が覚めて、夜どこに座るか。
暮らしの順番が決まってから、はじめて線を引きます。

朝、光がどこから入るか。
それが決まってから、壁の位置を決めます。

Policy

なぜ、間取りを
最後に描くのか。

決まった形をなぞれば、そこそこ住みやすい家は手に入ります。同じ間取りは、いくらでも建つ。

それでも足りないのは、あなたの一日に合った一軒です。だから、はじめに聞きます。朝、何時に起きますか。その時間、光はどこから入りますか。

  • 001

    流行りの外観は、描きません。

    十年後に古びるものを、住む人に押しつけたくないから。

  • 002

    工期を縮めるための省略は、しません。

    見えなくなる場所ほど、あとから直せないから。

  • 003

    一度に何軒も、進めません。

    一日の話を聞き切るのに、それだけ時間がかかるから。

線が一本ずれるだけで、
暮らしは変わる。

Works

暮らしが先。
図面はあと。

01 / 暮らしの聞き取り

図面より先に、一日の時間割を描く。

朝起きてから夜眠るまでの動きを、順に伺います。どこで着替えて、どこで新聞を読んで、誰が最初に玄関を出るか。ここで出てきた順番が、そのまま平面の並びになります。

02 / 設計

光と風を、季節ごとに確かめてから引く。

夏の西日と冬の朝日では、同じ窓がまったく別のものになります。方位と時間を先に確かめて、それから線を引きます。

建方の日。
ここから先は、隠れて見えなくなります。

03 / 現場

聞き取りをした本人が、最後まで通う。

着工から引き渡しまで、担当を替えません。話を聞いた人間と、現場で判断する人間が同じであること。それだけで、決めたことが薄まらずに建ちます。

線は、
暮らしの跡です。

設計を始めたころ、きれいな図面を描くことが仕事だと思っていました。いまは、話を聞き切ることのほうが長くかかります。

イトナミという名前は、営みと、糸並みから採りました。細い線の一本ずつが、誰かの一日です。並べると、家の形になります。

一日の話が、線になります。

  1. 01地縄敷地に縄を張って、家の輪郭を地面に置く。
  2. 02土台基礎の上に横材を回す。ここから上は、あとで直せない。
  3. 03立ち上がる。図面がはじめて背丈を持つ日。
  4. 04柱の頭をつないで、水平に締める。
  5. 05小屋束屋根の骨を持ち上げる。
  6. 06棟木いちばん高い一本が上がる。上棟。
  7. 07垂木細い線が等間隔に並ぶ。屋根の下地。
  8. 08開口光と風の入り口を決める。ここに暮らしが入る。

並べると、家の形になります。

Contact

はじめの相談で、
図面の話はしません。

一日の話から始めます。図面はまだ持ってこなくて大丈夫です。

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