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火がつかない夜のほうが、よく喋ります

焚き火を囲む家族のシルエット
火がつくまでの時間が、いちばん喋る時間です。

受付で「火のつけ方を教えましょうか」と聞くと、たいてい「大丈夫です」と返ってきます。それでいいと思っています。

30分かかった焚き火は、忘れません

着火剤を使えば3分で火はつきます。ただ、3分でついた焚き火のことを、 翌週に覚えている人はあまりいません。煙にむせて、枝を組み直して、 30分かけてやっとついた火は、何年か覚えているものです。

だから、こちらから手を出すのは、聞かれてからにしています。

その30分が、いちばん喋る時間です

火がついてしまうと、みんな火を見ます。静かになります。それも良い時間なのですが、 会話が生まれるのは、まだ火がついていない時間のほうです。 誰かが枝を折り、誰かが吹き、うまくいかなくて笑う。あの時間に話が出ます。

それでも困ったら、呼んでください

雨のあとで薪が湿っている日は、さすがに難しいです。無理に粘る必要はないので、 そういう日は遠慮なく声をかけてください。乾いた薪をお持ちします。

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