サカナノナ魚の名
網に入っても、名前がつかない魚がいる。
- 第一幕 名前のない魚たち網に入っても、名前がつかない魚がいる。値がつかないまま、海へ戻される。その一匹を、手のひらで受けとめる。
- 第二幕 目利きまずいと決めたのは、味ではなかった。知らない、という理由だけだった。ひらけば、身は白く澄んでいる。
- 第三幕 航路船から食卓までは、思ったより遠い。誰かが先頭に立たないと、流れは生まれない。港と、料理人と、待っている人をつなぐ。
- 第四幕 潮目冷たい水と、あたたかい水が出会う線。ここで、獲る人と食べる人が出会う。散っては、また集まる。
- 第五幕 還獲らない、という技術がある。海に残す量を、先に決める。そして、また海へ放つ。
株式会社サカナノナ — 未利用魚の商業化と、海洋保全