間取りから、見たい部屋へ
まず、外から見てください。
扉を押すと開きます。
扉は1枚のオーク材から挽いています。取っ手は真鍮で、 使うほど手の当たるところだけ色が変わります。
この扉にも焼き印が入っています。裏側の、蝶番のすぐ下です。
この家の木は、ひとつの森から来ています。
冬の朝です。暖房はまだ入れていません。
ガラスは3枚です。枠は樹脂と木を組み合わせたものを使っています。
冬の朝に窓ぎわが寒くないのは、ガラスの枚数より枠のほうが効いています。 枠が金属だけだと、そこが冷たい橋になって室内の熱を外へ運びます。

- 伐られた森
- トロンハイム北
- 伐採した年
- 2024年
- 区画
- 第07区画
森の名前と年を、家に残します。
見本のための架空のブランド・数値です。
構造材の1本ずつに、伐られた森の名前と年を焼き印で入れています。 この梁は「トロンハイム北 2024」です。
創業者が修業したノルウェーの製材所に、ヨンさんという職人がいました。 「木は、育った森を覚えている。だから、どこの森かを書いておけ」と言われて、 それからずっとこうしています。会社の名前も、その人からもらいました。
- 伐られた森
- トロンハイム北
- 区画
- 第07区画
- 伐採した年
- 2024年(冬)
- 産地
- ノルウェー・トロンダーラグ
- 乾かした期間
- 18か月
- 含水率
- 12.4%
- 樹種
- ノルウェートウヒ
- 用途
- 構造材(柱・梁)
この木には、森の名前と年を焼き印で入れています。
見本のための架空のブランド・数値です。
引き渡しのときにお渡しする紙です。どの森の、どの区画から出た木を、 いつ伐って、どこで挽いて、何か月乾かしたかが1棟ぶん書いてあります。
壁に掛けている方が多いので、額に入る大きさで刷っています。
家の性能は、普段は見えないところに入っています。
壁を左右になぞると、外側から1枚ずつめくれます。
朝、いちばん混むところです。
だから、鉢を2つにしています。
天板は1枚のオーク材です。水がかかるところなので、 半年に一度、自分で油を塗り直せるように仕上げてあります。
鉢を2つにしているのは、朝の7時から8時にここが混むからです。 間取りの相談で、いちばん最初に決まるのがここでした。
タオル掛けを窓のそばに置いているのは、乾かすためです。 この家は換気が計画されているので、洗面の湿気は1時間ほどで抜けます。
湿気が残らないと、木が黒くなりません。無垢の天板を水まわりに使えるのは、 そこまで含めて設計しているからです。
ここだけ、木を変えています。
構造はノルウェーの木、湯船は日本のヒノキです。
湯船だけは日本のヒノキです。木曽の材を、風呂桶を作っている職人に頼んでいます。
ノルウェーのトウヒは構造には最適ですが、毎日お湯に浸かる場所には向きません。 いい木より、その場所に合う木を選びます。 森の名前を焼き印で残しているのは構造材で、ここには入れていません。
窓を大きく取れるのは、断熱と気密がそこまで持つからです。 普通なら、風呂に大きな窓を付けると冬に寒くて入れません。
この窓もトリプルガラスです。冬の夕方、湯に浸かって雪を見るために、 ここだけは性能の計算をやり直しました。
あとで2つに割れるようにしてあります。
いまは1部屋、必要になったら仕切ります。
この二段ベッドは造り付けに見えますが、ばらせます。 子どもが2人とも部屋を分けたくなったとき、上下に分けて2つのベッドになります。
天井に下地を入れてあるので、あとから仕切りの壁を立てられます。 いま要らないものを作らず、あとで作れるようにしておく。これも設計です。
机を天窓の下に置いているのは、昼に電気を点けずに書けるからです。 北向きなので、影がきつくなりません。
2階は夏に暑くなりがちですが、木の繊維の断熱材が屋根の熱を遅らせます。 昼に受けた熱が部屋に届くのは夜で、そのころには窓を開けられます。
暖房を切って寝た、次の朝の話です。
外は氷点下3度でした。
- 気密 C値
- 0.2 cm²/m²
- 断熱 UA値
- 0.25 W/(m²·K)
- 窓
- トリプル/樹脂+木
- 耐震
- 等級3(最高等級)
- 冬の朝の室温
- 17.4℃(外 −3℃)
- 木を乾かした期間
- 18か月
- 気密の測定
- 2回/全棟
引き渡しのとき、この紙をお渡しします。
見本のための架空のブランド・数値です。
この家で測った数字です。外が氷点下3度の夜に、暖房を切って寝ました。 起きたときの室温は17.4度でした。
暖かい家という言葉は誰でも使えます。だから、その家で測った数字を出すことにしています。
- 物件
- ノルウェートウヒの家(見本)
- 測定日
- 2026年1月24日
- 測定回
- 2回目(引き渡し前)
- 外気温
- −3.0℃
- 室温
- 17.4℃
- 測定方法
- 減圧法・JIS A 2201
- 相当すき間面積 C値
- 0.2 cm²/m²
この家で測った値です。同じ仕様でも、家ごとに数字は変わります。
見本のための架空のブランド・数値です。
引き渡しから3か月・1年・2年・5年・10年、そのあとは5年ごとに伺います。
2年目までは木の動きを見ます。無垢の木は乾きながら少し動くので、 建具の調整はこの時期に集中します。5年目からは屋根と外まわりです。
紙で読むか、実物を見に来るか。
どちらも無料です。営業のご連絡はしません。
- 伐られた森
- トロンハイム北
- 区画
- 第07区画
- 伐採した年
- 2024年(冬)
- 産地
- ノルウェー・トロンダーラグ
- 乾かした期間
- 18か月
- 含水率
- 12.4%
- 樹種
- ノルウェートウヒ
- 用途
- 構造材(柱・梁)
この木には、森の名前と年を焼き印で入れています。
見本のための架空のブランド・数値です。
お送りするのは3つです。木の履歴書の見本、気密測定の紙の見本、 それと間取りと費用の考え方をまとめた冊子。全部で40ページほどです。
無料です。届いたあとにこちらからお電話することはありません。
- ご案内
- 1組ずつ・90分
- 費用
- 無料
その場で契約のお話はしません。
見本のための架空のブランド・数値です。
実際に建てた家をご覧いただけます。1組ずつのご案内で、90分です。 壁の中の見本も置いてあるので、さわって確かめられます。
無料です。その場で契約のお話はしません。
ここから、読み物
見た部屋 0 / 8
森の名前を、家に残す。
ジョン・ウッド・ハウスのこと
ジョン・ウッド・ハウスは1998年から、北欧ノルウェーの木で家を建てています。 会社の名前は、創業者が修業した製材所の職人ヨンさんの名前からもらいました。
ヨンさんに言われたことが、いまも仕事のやり方の芯になっています。 「木は、育った森を覚えている。だから、どこの森かを書いておけ」。 それで、構造材の1本ずつに、伐られた森の名前と年を焼き印で入れています。
年に12棟までです
1棟ぶんの構造材を、ひとつの森の、ひとつの区画から揃えています。 ひと区画から出る量が、だいたい12棟ぶんで止まります。だから年に12棟までです。
いくつかの森から混ぜれば棟数は増やせます。ただ、そうすると焼き印に書く森の名前が 1つに決まりません。決まらないなら、書く意味がなくなります。
木のこと
伐るのは冬です。冬の木は水を吸っていないので、あとで狂いにくくなります。 挽いてから現場に入れるまで、18か月乾かします。
乾かす時間を短くすると工期は縮みますが、建てたあとに木が動きます。 建具が閉まりにくくなるのは、たいていこれが原因です。18か月は、短くしないことにしています。
ただし、湯船だけは日本のヒノキです。木曽の材を、風呂桶を作っている職人に頼んでいます。 ノルウェーのトウヒは構造には最適ですが、毎日お湯に浸かる場所には向きません。 いい木より、その場所に合う木を選びます。
壁の中のこと
外から見える壁は、内側から数えて5枚重なっています。 塗り壁、石膏ボード、気密シート、木の繊維でできた断熱材、そして構造材です。
このうち性能をいちばん左右するのは、3枚目の気密シートです。 シートそのものではなく、継ぎ目をどこまで丁寧にテープで留めたかで決まります。 コンセントのまわり、筋交いの脇、床と壁の取り合い。手間はここに集中します。
木の繊維の断熱材を使っているのは、夏に効くからです。 熱を止めるのではなく、伝わるのを遅らせます。昼に屋根が受けた熱が 部屋に届くころには夜になっていて、そのころには窓を開けられます。
薪ストーブのこと
すきまの少ない家で薪を燃やすと、部屋の空気が足りなくなります。 だから外から直接ストーブへ空気を引く管を入れています。
この管が無いと、換気扇を回したときに煙が室内へ逆流することがあります。 高気密の家に薪ストーブを入れるなら、ここは省けません。
測って出す数字
気密は全棟で2回測ります。気密工事が終わった直後と、引き渡しの前です。 1回目は直せる状態で測るため、2回目はお渡しする数字を取るためです。
この家のC値(シーち。家じゅうのすきまを全部足して、床面積で割った数)は 0.2でした。UA値(ユーエーち。家全体の熱の逃げやすさ)は0.25です。 どちらもこの家で測った数字で、全部の家がこうなるという意味ではありません。
数字より分かりやすいのは、住んでからの話かもしれません。 外が氷点下3度の夜に暖房を切って寝て、起きたときの室温が17.4度でした。 そこに住んでいる方が「靴下をはかなくなった」と言っていたのが、いちばん正確な説明だと思います。
建てるまでの流れ
はじめに、資料をお送りします。次にモデルハウスをご覧いただきます。 そのあと、どの森の区画が空いているかをお話しします。ここで年と森が決まります。
設計に3〜5か月、工事に6〜8か月。木を乾かす18か月は、 区画が決まった時点ですでに始まっているので、工期には入りません。
引き渡しのあと
3か月・1年・2年・5年・10年、そのあとは5年ごとに伺います。 2年目までは木の動きを見ます。5年目からは屋根と外まわりです。
よくある質問
好きな時期に建てられますか。森の区画が空いた順になります。 年に12棟なので、お待ちいただくことがあります。いまは1年ほどです。
間取りは自由ですか。自由です。ただし窓の大きさと位置は、 性能の計算をしたうえでご相談させてください。ここだけは形より数字を先に見ます。
資料請求のあと、電話が来ますか。来ません。 こちらからご連絡するのは、お申し込みをいただいたときだけです。
1998年から、北欧の木で。
会社の名前は、創業者が修業したノルウェーの製材所の職人ヨンさんからもらいました。
「木は、育った森を覚えている。だから、どこの森かを書いておけ」。それで、構造材の1本ずつに、伐られた森の名前と年を焼き印で入れています。
1棟ぶんの木を、ひとつの森の、ひとつの区画から揃えます。だから年に12棟までです。
壁は、内側から5枚重なっています。
- 塗り壁12 mm
- 石膏ボード12.5 mm
- 気密シート0.2 mm
- 木繊維の断熱材240 mm
- 構造材120 mm
層構成の模式図です。厚みは実寸比ではありません。
見えているのは、1枚目の塗り壁だけ。
性能を左右するのは、3枚目の気密シートの継ぎ目です。
1/5 塗り壁見えているのはここまでです。
2/5 石膏ボード火に強い板です。ここまでは、どこの家にもあります。
3/5 気密シート継ぎ目を全部テープで留めます。すきまの数字はここで決まります。 シートそのものより、留め方のほうが効きます。
4/5 木繊維の断熱材熱を止めるのではなく、伝わるのを遅らせます。
5/5 構造材ここに、伐られた森の名前と年が焼き印で入っています。
カタログの数字ではなく、その家の数字を。
気密は全棟で2回測ります。工事の直後と、引き渡しの前。2回目の紙をお渡しします。
この家は外が氷点下3度の夜に暖房を切って、翌朝17.4度でした。全部の家がこうなるという意味ではありません。